学生アスリートのお悩み相談コーナー【モチベーション編】

カラダづくりは栄養・休養・運動のどれかひとつでも欠けては成立しません。サポート環境の整っていない学生アスリトートは、自分で調べて実践するのも大変です。そんな学生アスリートの悩みに対する解決のヒントを専門家にアドバイスをもらいます。読者アンケートに寄せられたアスリートのお悩みに専門家がお答えします。今回は「モチベーション」について、アスリートのメンタルに詳しい土屋さんにアドバイスをいただきました。

土屋裕睦(つちや・ひろのぶ)さん
大阪体育大学大学院教授、学長補佐。博士(体育科学)、スポーツメンタルトレーニング上級指導士、公認心理師。日本スポーツ心理学会理事・資格委員長を経て現在は副会長。日本オリンピック委員会アントラージュ部会ならびに科学サポート部門員。大学のスポーツカウンセリングルームにてカウンセラー、日本代表やプロスポーツチームにてメンタルトレーニング指導に携わる。

お悩み:練習がきつくて、やる気が続きません。

きつい練習が続くとカラダだけでなく精神面でも疲れが出るのは当然の生理反応です。「練習に行きたくない」という気持ちになることも決して悪いことではありません。ただしやる気は一時的な気分のこと。そんな時は、動機づけ(モチベーション)を意識してみましょう。


やる気とモチベーションは別物です。たとえ、やる気のない日でも、強い動機を持って練習に臨めば良いのです。「何のために競技を続けているのか」その行動を支える理由(動機)を明確に持つことが大切なのです。

動機を明確にするために、目標設定を活用してみよう!

「ミラクル・クエスチョン」は、未来に向かってどうやって?と問いかける問題解決型のアプローチ。もし奇跡(ミラクル)が起こってすべてが上手くいくとしたら、どんなことを叶えたいですか。競技生活は人生の一部なので、競技だけでなく人生全般の目標も考えてみましょう。目標が可視化されれば、動機づけが明確になり、あなたの行動は前向きに変わるはずです。

アドバイザーからのメッセージ

動機を明確にするために、目標設定を活用してみよう!

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