注目チーム紹介:梅花女子大学チアリーディング部RAIDERS

みんなに届け! 元気! 勇気! 笑顔!

日本を代表するチームとして、数々のタイトルを獲得してきた梅花女子大学チアリーディング部レイダース。女性ならではの美しさと力強い演技で、活躍の場を世界へと広げています。ハイレベルなパフォーマンスがどのように作られているのか、感動を生み出すチームの裏側に迫りました。

Interview

梅花女子大学 名誉教授/三浦恵子顧問

私が直接、指導することはありません。学生の自主性に任せています。ただ、できなかったことができるようになっているとか、そういうことがすごく嬉しいですね。チアが自分にとっての宝物だと思って、ここでやってきたことを卒業後の人生にいかしてほしいです。

4年生 井上美咲さん

箕面自由学園出身。Aチームのチームキャプテン。
ポジションはスポット。

演技で気をつけていることは、女子チームにしかできない美しさを表現すること。私たちのようなオールガールズだと、ユニフォームも全員が一緒です。その中で、男性に負けない力強さを出していきたいと思っています。

3年生 萱島梓さん

梅花高等学校出身。
チーム全体をまとめるキャプテン。ポジションはミドル。

他の大学は男子を含めたミックスでレベルを上げていますが、梅花は女子だけでハイレベルな技術を身につけています。オンとオフがはっきりしているのもチームのいいところ。大学生活を楽しく過ごせています。

2年生 服部怜奈さん

箕面自由学園出身。
2年生にしてAチームに抜擢。ポジションはベース。

勢いに加えて、美しくて強いチームをめざしています。チームの中では一番下の学年ですが、気づいたことがあれば自分から率先して伝えるようにしたい。自分たちのベストを本番に持っていけるように頑張ります。

Close up

栄養

ランダムに体重と体脂肪をチェック食事は基本的に自己責任

部員の半数近くが一人暮らしをしています。そのため、食事の制限はありません。ただし、チアにはスタンツ(組み体操)と呼ばれるパフォーマンスがあります。下で支えたり、投げ飛ばしてくれる選手のためにも、体重の管理はとても大切です。「ケガをしないために、あるいは感動を味わうためにチアをやっているなら、個人個人が気づかわなければいけません」(三浦顧問)

トレーニング

トレーニングに器具は不要日々の練習で腕力や脚力アップ

ダンベルやバーベルなどの器具を使わないのが梅花女子大学の流儀だ。大きな大会が終われば、トレーニングは基本的に毎日。腕立て伏せ、腹筋、倒立などをマットの上で行う。また、体幹トレーニングを取り入れて、ケガをしにくい体を手に入れている。「男性に負けない力強い演技が、私たちの売り。女子だからといってはじめから諦めるのではなく、レイダースならではの美しさと力強さを意識しています」(井上さん)

モチベーションUP

2年に1度のハワイ合宿で大きな刺激を受ける

2016 年から2 年に1度、合宿を行っている。本場のチアを目の当たりにして、全部員が刺激を受けている。「英語がうまく話せないので教えてほしいことがうまく伝えられないけど、現地のコーチはわかりやすく教えてくださいます。できなかった技も、きれいに決められるようになりました」(萱島さん)。「新しい技を教えていただきました。ハワイの方に『自分を信じてやりなさい』と言われたことが嬉しかったです」(服部さん)

1992 年創部。2003 年には、選抜大会、ジャパンカップ、学生選手権大会で優勝、チア界初の三冠を達成。2018年も数々のタイトルを獲得。瞬く間に力をつけ、レイダースの名を全国に広めていった。地域や企業のイベント、スポーツの応援に多数参加している。
http://www.baika.ac.jp/~raiders/

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