選手一人ひとりが筑波大学バドミントン部員であるという自覚を持ち、男女ともに「インカレ団体優勝」を目標に邁進。練習以外にも科学的解析やジュニア指導、国際交流なども精力的に行い、競技力だけでなく人間力も育んでいます。また、スポーツ・インテグリティを体現し、大学バドミントン界を変えるべく活動に取り組んでいます。
スタンダードを常に高く持ち、主体的に動く
筑波大学 バドミントン部
1974年創部。部員数37名。2018年全日本学生バドミントン選手権女子団体優勝(5連覇)、男子団体3位(インカレは2019年台風のため中止、2020年COVID-19のため中止)。2021年関東大学バドミントン春季リーグ戦女子1部優勝。OB・OGは池田信太郎、坂本修一、漆㟢真子、脇田侑、加藤美幸、柏原みき、香山未帆など。
http://tsa.tsukuba.ac.jp/badminton/
吹田 真士 総監督「競技力。そして競技の発展への模索」
競技力だけでなく人間力育成のチャンスも多く、競技の発展に貢献するために自分たちに何ができるかを模索する態度が備わったと思います。コロナ禍においても閉塞感に風穴を開けるのは自分たちだと主体的・前向きに活動しています。
4年生(キャプテン)森田新太郎さん「 自分のため、人のために動く 」
昨年は自分たちの大会だけでなく、つくば市の中・高生大会の企画を、今年は関東春季リーグの運営にも携わりました。受け身でなく主体的に活動した結果、普段の練習でもその経験を活かし、自分のため、人のため自発的に動ける選手が増えました。
チームの取り組み(栄養・トレーニング)
管理栄養士のアドバイスで自分の食事を見直す
毎年、夏になると体重が落ちる部員が増えるため、補食としておにぎりと牛乳を練習直後に摂取するようにしています。また、管理栄養士と協力して部員の食事チェック及びフィードバックを行い、選手自身が食事と栄養バランスを見直しました。
一人暮らしの学生がほとんどで、運動栄養学の講義や部活動内で得た知識をもとに自炊に励んでいます。
スタッフとメディカルチームの多面的なサポート
メディカルチーム(ドクターやトレーナー、スポーツファーマシスト)が選手をサポート。感染症拡大防止ルールの下、毎日のコンディションチェックと消毒・換気をして練習を行っています。月に一度、除脂肪量や筋肉量など体組成を計測して、蓄積したデータを練習やトレーニング成果の判断につなげています。
※2021年7月15日発行「アスリート・ビジョン#22」掲載。/この記事は取材時点での情報です。